陰キャは陽キャに比べて定期テストの難易度が高い
1月末といえば大半の大学生にとっては期末テストのシーズンになる。
スタバに入り浸ってはパソコン片手にペンを走らせる大学生風の男が大量に発生する時期なのだ。
しかしここで特質すべき点は、彼らが全くもってテスト勉強に重きを置いていないことである。
彼らはそのコーヒーチェーン店において、カジュアルなニットコーデに身を包んでスターバックスラテを見せつけながら、この時期しか使わないMacをそれとなく使いこなすアバンギャルドでコンプリケイションな様子を披露することのみに全神経を集中させているのだ。
受験を間近に控える女子高生や、午後の買い物までの時間をつぶすママ友達から一目置かれるそのスタイリッシュな様相は全国各地で目撃されていると思う。
なぜ彼らは迫りくるテストの応酬に対してこんなにも余裕なスタンスを貫けるのだろうか。
その答えは
過去問
過去問なのだ。
彼ら陽キャはその持ち前の圧倒的なネットワークによって数年分の過去問を必ずと言っていいほど所持しているのだ。
そして、大学のテスト勉強において過去問というツールの提供する学習効率は半端ではない。
15回程度の授業内容から繰り出される数個の問題など、形式や傾向さえ分かってしまえば、あとはその出されるであろう問題の解法を覚えてしまえば何のことは無いのだ。
「余裕だったな(笑)」
「過去問通りだったな(笑)(笑)」
必死に勉強して臨んだテストの末に、後ろの席からこんな会話が声高に聞こえてきたことが幾度もある。
なんだと…
過去問通りだったのか…
その度に勉強に費やした時間と労力を後悔し、世の中の陽キャと、期末テストに何の工夫も施さない教壇のハゲを呪うことになる。
よって陰キャは陽キャに比べて定期テストの難易度が高くなるわけですが、家にいてもだらけてしまうので、お気に入りのニットを着てスタバに勉強しに行こうと思います。